こんにちわ、ハイジです。
月に1回以上は映画に行く生活をしているので東宝シネマズの会員になろうか検討中です。
先週は『劇場版PSYCHO-PASS Sinners of the System CASE1』を観に行ったのでその感想を綴りたいと思います。
※※作品に関するネタバレ個人的解釈が多い感想になっていますのでご注意ください！解釈違いでもご了承を※※
アニメ『PSYCHO-PASS』とは？
一番最初のアニメの放送が始まったのは2012年、その後2014年には新規カットシーンを追加しての再放送と2期の開始。
さらに翌年の2015年に劇場版が放送されました。
その後は関連書籍やCDの発売、イベントショップの開催はありましたが映像化は4年ぶりとなります。
私も学生の頃にPSYCHO-PASSにどハマりしてリアルイベントやコミケに前売り券とグッズ買いに行ったりしてました笑
4年もの期間を空けてまた作品ができるとは、つまり
我々の投資が劇場版に繋がった
という事ですね！！嬉しい限りです。
世界観
人間の心理状態や性格的傾向が数値化される未来世界。
治安維持に当たるのは、自らも高い犯罪係数を持ち猟犬の異名を持つ実働部隊の執行官と、執行官を監視・指揮する監視官からなるチーム。
システムに判定された潜在犯と対峙する新米監視官の常守朱は正義と秩序の間で揺れるー
PSYCHO-PASSのコミックス『監視官 常守朱』より一部引用
追加してざっくり説明すると、舞台は100年後の近未来の日本が舞台。
人間の精神状態を数値化するシステムであるシビュラシステムが確立されました。
自分に最適な職業や結婚相手をシビュラによって判断されるようになり、更に人の犯罪係数を読み取ることによって現行前に犯罪を防止する事ができるようになった社会。
そんな社会での警察は犯罪係数が規定値を超えて罪を実行していないが犯罪を犯す可能性があるとシビュラに判断された潜在犯である執行官。
潜在犯である執行官は行動に制限がされるため彼らを監視、指揮する精神的にタフとされるエリートである監視官から構成されています。
新作劇場版のあらすじ
2117年ー冬。一台の暴走車両が、公安局ビルに突入する事件が起きる。
運転者の夜坂泉は、青森にある特別行政区サンクチュアリの心理カウンセラーだった。彼女は公安局に助けを求めている様子だが、精神状態がひどく不安定で、意思の疎通もままらない。
何一つ明らかにならないまま、公安局局長・禾生は夜坂の即時送還を命じる。
上層部の動きに不穏なものを感じた常守は、東京に残り暴走車両の所有者を追跡。
一方の霜月美佳は、宜野座伸元と六合塚弥生をともない、夜坂送還のために青森へと飛ぶ。
サンクチュアリの統括管理者である辻飼たちに妨害されながらも捜査を進めていく中、夜坂が監視の目を盗み逃亡。
夜坂追跡をめぐり、霜月たちとサンクチュアリ管理者たちは対立を深めていく。1
個人的作品のポイント
やはり、霜月監視官ですね。
彼女についてどう感じるかは他のサイコパス作品を見てるかによって変わっていくとは思いますが精神的に成長したかな？？と思いました。
ちなみに時系列で簡単に振り返ると
、
アニメ1期→当時は学生で女学院に在籍。学内で猟奇的殺人事件が起き、親友が無残な死に方をする。
1期の最後にはシビュラシステムの適性考査によって当時最年少で監視官になる。
アニメ2期→監視官として働く。
親友を殺された事により潜在犯である執行官とのチームワークを重視する常森朱とは違い、速やかに潜在犯を排除すべき、その為に執行官を使うといったドライな印象。（しかしこの世界ではこの対応が普通と考えられ、逆に常守朱の対応の方が一般的には異常だと思われる）
中盤以降、シビュラシステムの秘密を知ってしまった事によりシビュラの奴隷として利用される事を決意する。
2015年劇場版→登場シーンが少ないがシビュラシステムに指示されて、上司の常守朱に報告せずに密航者を尋問、死亡させてしまうシーンが。
今回は霜月監視官が担当する事件って事で活躍します。
PSYCHO-PASSの主人公でもある常守朱が確固たる正義感、メンタル美人で過酷な状況でも捜査を続けるタフさと頑強な精神を持っています。
犯罪に関する事を考えても犯罪係数が上昇しにくい精神のため非常に優秀な朱ちゃんと比較するとどうしても精神的に未熟な面や生意気なキャラクターな印象が強かった彼女。
今回はそんな彼女が始めて監視官自分一人での行動をしていきます。
彼もおさらいしておくと、
アニメ1期→常守朱の上司の監視官として登場。執行官と監視官は猟犬と調教師であると言い執行官とは距離を置いている。
しかし、刑事である父親が潜在犯落ちして執行官になってしまった事で幼少期は大変だった過去をもつ。
更に、同期で友人でもある監視官がとある事件をキッカケに執行官落ちしてしまった過去も。
終盤では父親が命を賭けて自分を守ってくれた事で仲違いは無くなる。
その代償として父親の死、左腕の大怪我による切断、そして犯罪係数の上昇と共に潜在犯となり執行官落ちする。
なんか、書いてるだけで辛くなってきた、不幸すぎる😭😭
アニメ2期→執行官として活躍。
1期とは違いお酒を飲むようになったりと父親の影響を受けてか監視官の頃より穏やかな印象を受ける。
かつて部下であった常守朱のもとで事件の捜査に当たる。
2015年劇場版→途中まで大きな活躍は無いが終盤から活躍。
監視官の頃とは違い、武闘派になった印象で傭兵の敵とのバトルシーンがある。その最中にかつて執行官落ちした元同僚と出会う。
本来なら拘束、排除すべきであるが彼なりの情か彼を見逃して日本に戻る。
宜野座執行官と霜月監視官の関係としては
キャンキャン吠えてる子犬（霜月）を窘めてる
と言ったイメージです、コレは私個人の解釈です。
感想
泣きました、良かったです。
この作品は通常の映画と違い60分の時間ですが、上手く話がまとまっていて非常に良かったです。
霜月監視官の成長、というか丸くなったというか。
ただただシビュラの奴隷として動いていくのかと思いきや、最後に思わぬ反撃を霜月ちゃんがするシーンあってびっくりしました。
彼女なりの正義では今回のシビュラの行いは許せないものだったのかもしれませんね、シビュラも反抗されるとは思わなかったでしょうね。
そして、宜野座さんに泣かされました。
先程から何回も書いている執行官落ちした元同僚かつ友人である狡噛慎也について宜野座の口から言及されます。
彼は1期で主人公でもあります。
執行官の立場でありながらとある事件の為に執行官を抜け、最終的には国外逃亡した人物です。2015年の劇場版に出てくるのですがあまり2人の会話シーンは少なかったのです。
しかし、今回の新劇場版では狡噛の執行官落ちを止める事が出来なかった事に対する後悔などを本人の口から聞く事が出来、ボロボロに泣けました。
そしてシビュラシステムの秩序に関して。
これPSYCHO-PASSという作品のめちゃくちゃネタバレ部分になるのですが
※嫌な方は注意してください
この世界の秩序であるシビュラシステムは
複数の人間の脳から構成された思考演算システムです。
しかし、ただの人間ではなく潜在犯や犯罪を犯しながらも犯罪係数の上がらない体質の人間の脳のかき集めだったのです。
そんな人間の脳を集めているのは思考の幅を広げてシビュラシステムの質を上げる為。
しかし、コレは許されることではありませんよね、社会の秩序を保つシステムが犯罪者によって構成されているなんて。
1期で常守朱はこの事実を知り激昂、けれど今の幸福な社会が彼らのシステムによって成り立っていることも事実。
シビュラシステムを許容しながらも嫌悪する関係を続けています。
今回の事件の黒幕はシビュラシステムであり、システムが外部端末として義体を使って普通の人間のように社会に紛れ込んで様々な行使をしているのです。
特に上層部にかなり蔓延っている印象があるので現状、シビュラシステムの無い社会を今から作ることはほぼ不可能ですね。
今回の作品で改めてシビュラの蔓延る社会を認識できました。
最後に
なんと、今回の劇場版PSYCHO-PASSは3部作なんです！！
今週2作目の公開開始、そして来月に3作目となります。今週は舞台挨拶の抽選も応募したので当たって欲しいです。
やはりPSYCHO-PASSの世界観やストーリーを理解してないと難しいとは思いますので是非この記事で気になった方はアニメを観て欲しいです。
長文で失礼しました。
