【ネタバレ】劇場版PSYCHO-PASS CASE2の舞台挨拶に1人で観てきました
こんにちわ、ハイジです。
上司は残業してるけど転職したばかりの私はその日の仕事が終わったので気を使って30分ほど残って帰る日々を過ごしてます。
今回は『劇場版PSYCHO-PASS Sinners of the System CASE2』の舞台挨拶付き上映に行ったのでその話について
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』初日舞台挨拶を行いました。さまざまな思いが込められた、たくさんの方に観ていただきたい作品です。ぜひ劇場でお待ちしております! #pp_anime pic.twitter.com/yZMQMm5QR3
— PSYCHO-PASSサイコパス 公式 (@psychopass_tv) February 15, 2019
※※盛大な作品、舞台挨拶やパンフレット等のネタバレがありますのでご注意ください※※
ちなみに1作目のCASE1についての感想もブログで述べたので気になった方は是非。下にある前回の記事はPSYCHO-PASSの世界観についても述べてますのでサイコパス作品を観てなくてもある程度理解できるようにはしています。
今回は世界観には触れてません。
2作目 First Guardianのストーリー
常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年の夏、沖縄。
国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷鉄平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。
三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。
事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智巳は須郷とともに事件の真相に迫る。
公式サイトより引用
PSYCHO-PASSシリーズの主人公である常守朱が配属される前の話です。
今回は執行官である征陸智巳と国防軍のエースパイロットであった頃の須郷鉄平をメインにストーリーが展開されます。
この2人はアニメシリーズでは全く絡みがないのでどんな繋がりあったのか気になりましたね。
征陸智巳役の有本欽隆さんの死去
今月の頭、メインキャラクターである征陸智巳役の有本欽隆さんがお亡くなりになりました。
私はこの作品で有本さんのことを知りラジオCDで有本さんの人となりを少し知ることができました。
他に有名な役どころだとONE PIECEの白ひげなどを演じられていた大御所の方でした。
生きていればこのパンフレットのコメントもあり、舞台挨拶にも来ていたのかと思うと非常に残念な思いです、ご冥福をお祈りします。
舞台挨拶レポート
私が参加したのは2回目の部である夜8時の回。
この回は先に舞台挨拶をしてから上映開始というスケジュールなので登壇してくれた方と感想を言い合えないのが残念でした。
仕事終わってからだと間に合わなそうだったので2回目にしましたが汗
時間になるとニッポン放送のよっぴーさんの司会により始まりました。
今回登壇されたのは
・東地宏樹さん(須郷鉄平役)
・塩谷直義監督
の3人です。
塩谷監督はギリギリまで来れるかどうかわからない状態だったらしく、ここ連日徹夜して3作目の映画の仕事をしてやっと終わったので来れたとの事でした。
これには観客の皆さんで喜びの拍手👏
徹夜続きということで大変疲れた様子でした、本当にお疲れさまです!
そして、何故かスーツ姿で登壇の関さん。この作品ではまだ執行官なのでスーツ姿でいたからだと。その会話の中で
『今回は迷彩ではないので』
と言っていました。
これは2015年の新劇場版での狡噛さんのことを言ってるのですね笑
舞台挨拶の中ではやはり有本さんについてのお話に。
東地さんは洋画での共演が多かったようでいつもギリギリに来られてたと言ってました。
トレンチコートを羽織り手ぶらに台本という出で立ちで、仕事を終えると颯爽と帰っていくのだとか、カッコいいですね。
しかもトレンチコートを着ているとか
まんま征陸さんじゃないですか!!
と、心の中で思ってました。
関さんは有本さんが病気で入院して退院後にパチンコ屋に寄ったら娘に見つかり呆れられたというエピソードを教えてくれました。
蛇足ですがこのエピソード、実は PSYCHO-PASSのラジオCDでおっしゃってました。
このラジオCDめちゃくちゃ面白いので気になった方は是非!
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そして、キャスティングを決めている塩谷監督は征陸さんは有本さんしか考えられないなどおっしゃっていて感動しました。
あと、ギャンブル好きで台本にマス目かいて囲碁をよくやっていたというエピソードもあったとか笑
そして、作品の話ではネタバレにならない程度の魅力を語ってくれました。
シビュラシステム確立前から刑事として活躍している征陸さんもいるからか作風は男の物語として作ってて、時代劇の要素も感じるなどの意見も。
やはりネタバレせずに語るのは難しいらしくよっぴーさんが
『観た後に語りたい!!』
と残念がってました。
最後にお三方から、上映が終わったら有本さんに対して拍手をしてほしい
と言われて舞台挨拶は終了しました。
そして上映が開始。
今回の作品のポイント
今回のキーマンはやはりキービジュアルの2人ですね。
1人は須郷鉄平
アニメシリーズからの振り返りをしていくと、
アニメ1期→登場なし
アニメ2期→刑事課2係の執行官として登場。
知らなかったとはいえ、事件解決のため長距離対応型のドミネーター銃で犯罪係数が規定値を超えてしまった上司の青柳監視官を射殺してしまう。
その後は監視官不在となった二係から常守監視官率いる刑事課一係に配属。元々は国防軍のドローン施設で働いていたという。
アニメ2期ではドローン施設で働いてた事までは明らかになってましたがまさかエースパイロットだとは、、、!
これは私のイメージですが彼はアニメ2期での立ち振る舞いからストイックで真面目な印象があります。
上司を殺してしまった時も、その事実を重く受け止めつつも彼は執行官として歩んで行きます。
新劇場版→単身海外捜査する常守監視官がメインなので大きな活躍はなし。
個人的に冒頭シーンで銃火器をもつ密航者を排除しようとする須郷さんの執行シーンが好きです笑
もう1人はやはり征陸智巳
この人の経歴には涙が止まらなくなります。
彼はシビュラシステム確立前から刑事として活躍しています。
しかし職業的に犯罪的思考があったり、いきなりシビュラ確立により喋る銃の言いなりの仕事になったことによる猜疑心などから犯罪係数が上がり潜在犯となってしまいます。
アニメ1期→片腕が義手、トレンチコートを羽織った昔の刑事姿の執行官。
刑事としての勘や経験から事件を推理していくこの時代には珍しい人物。
上司である宜野座監視官からの当たりがキツイと思ったら実は親子だった。
彼は潜在犯の父親を持ったことで辛い思いをしていて父親に反発しているが、征陸の方は恨まれて当然と思っていて宜野座が幸せになることを望んでいる。
終盤、犯罪者を追い詰める中で息子を助けようとして被爆し死亡。最後の最後に息子に看取られてて逝く。
補足しておくと、この時代では犯罪係数の遺伝的関係は証明されていないのが現状です。
しかし、宜野座は周囲から潜在犯の息子というレッテルを貼られて過ごしてきました。
潜在犯の息子なのに色相がクリアだと難癖をつけられたこともあり、彼が監視官というエリートキャリアを選んだのは潜在犯の息子という危ない自分を権力を振るう側の人間になろうとしていたのです。
そして、征陸さんが亡くなった後に須郷さんは執行官として公安局に入局します。なので彼ら2人は執行官として一緒に仕事をしたわけではないのです。
感想
みんな生きてる、、、
須郷さんの人生が辛い。
征陸さんがカッコイイ
そして、泣ける。
公式ありがとう
全体をまとめるとこんな感じです、それぞれ詳しく述べてきます。
みんな生きてる、、、
アニメ本編が始まる前の話なので存命中の方がいっぱいです。
嬉しいけどこの人たちもいずれ、、、、と考えてしまいオタク特有のしんどい気持ちになりました。
存命中のキャラは
・征陸執行官(息子を助けようとして被爆し死亡)
・縢執行官(シビュラの正体を見てしまい消される)
・青柳監視官(次項で詳しく述べます)
ですね。
彼らの活躍シーンを新たに見ることができたのは嬉しかったです。
須郷さんの人生が辛い
今回の映画で須郷さんがいかにして潜在犯となったのかを知ることができます。
※※今回の映画の盛大なネタバレがありますのでご注意!!※※
上空から味方を守る事からコードネームFirst Guardianとして活躍していました。
このコードネームがサブタイトルでもある事から須郷鉄平の物語である事が分かりますね。
とある極秘ミッションで須郷さんは敵地に支援物資を投下するように上官から指示されます。
しかし、それは支援物資ではなく有害ガスを散布する装置で敵だけでなく、敵地にいた仲間までも死に、自分が知らぬ間に大量殺人をしていたという事実が判明します。
このような経緯を経て、潜在犯となり執行官として生きることになります。
作中で沖縄まで国防軍の捜査に来た二係の青柳監視官の元に配属となり執行官として働きます。なので、2人は須郷さんが執行官として配属される前からの顔見知りだったという事なんですね。
そしてアニメ2期、立て篭もり事件に1人巻き込まれた青柳監視官。
中に侵入できないため建物の外から中のサイコパスを読み取り、執行する遠距離型のドミネーターを使用、対象を排除しました。
しかし、排除されたのは事件の中で犯罪係数が上昇してしまった青柳監視官で銃を扱ったのは部下である須郷執行官だったのです。
青柳さんの犯罪係数上昇にも色々と理由があるのですがここで書くとかなり脱線し、長くなるのでやめておきます。気になった方はアニメの2期を観てください!
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つまり、須郷鉄平という男は知らずに仲間や上司を殺してしまった経験を2回しているのです。
なんでこんな残酷な経歴を作ってしまったのですか、、、🤭
須郷さんの経歴がめちゃくちゃ重いものだという事が分かりました。
皆カッコいい
アニメシリーズからカッコ良かったのですがメインなだけあって征陸さんの活躍が私的には注目でした。
青柳監視官と一緒に敵とのバトルシーンがあるのですが上司兼女性である青柳さんを敵の攻撃から守ったり、攻撃により水の中に落ちた青柳さんを真っ先に助けるシーンは素敵でした。
バトル中に関わらず、
『いかん!』
と敵との戦いを放棄して水の中に飛び込んでいくんですよ!!
青柳さんの方も征陸さんを尊敬しているようで二係に欲しかった、と呟くシーンもあります。
そしてもう1人の主人公の須郷さん。彼も国防軍所属なだけあって武闘派で敵との戦いのシーンも必見です。
あと、明確に表現された訳ではないのですが作中に男女を匂わす雰囲気もあります。演じられた東地さんもそれを感じて演技をされたそうです。
そして、何より顔が良い笑
他には執行官時代の狡噛さんのバトルシーンも、スーツ姿での振る舞いは本当に様になります。
そして、カッコいい、とは違うのですが監視官時代の宜野座さんも観れるの懐かしくて癒されます。
アニメ2期以降は執行官となり狡噛さんのように研ぎ澄まされた印象があったので最初のガミガミ眼鏡(ラジオCDのミニドラマで縢くんが言ってました笑)が久しぶりに見れて嬉しかったです。
そして泣ける。
前作は宜野座さんの狡噛さんへの思いで泣きましたが今回は征陸さんの家族へ対する思いで泣けました。
今回の舞台は国防軍の基地がある沖縄の名護。
沖縄での捜査で青柳さんの運転のもと征陸さんはとある場所に行きます。
それは宜野座さんのお母さん、つまり征陸さんの奥さんがいる実家です。
苗字から察する事が出来ましたがやはり奥さんは沖縄の方だったのですね。
青柳さんが会う機会はなかなか無いからと捜査の途中に寄ったのです、いやホント青柳さんナイス👍
執行官は潜在犯なので自由に外に出ることはできません。しかも宜野座さんもお母さんに会わせたくなかったという気持ちもあると思いますし。
奥さんはユーストレス欠乏症という病気によって植物人間のような状態で、今は息子の支援で介護ドローンと一緒に沖縄で暮らしています。
更に痩せた奥さんと征陸さんは話をしていきます。
植物状態の奥さんが話すことはないので一方的な会話となりますが
仕事ばかりで家族に大変な思いをさせてしまったことへの謝罪
残りの人生を息子を守るために使うという決意
これを奥さんに話していてもう私はボロボロに泣きました
そして介護ドローンの通知によって征陸が母に会いに行った事が息子にバレて怒られます。
宜野座さんそんなに怒らないで、、、😭
もっと早くにこの親子が仲直りをしていれば何か変わったかもですね。
公式ありがとう
映画の最後、須郷さんは事件により色相が悪化しパイロットから外されドローンの研究開発部に移動します。
その後にアニメ1期の時系列となり征陸さんは殉職してしまい2人は再会することなく終わってしまいます。
それは非常に残念ですが塩谷監督が‘男の物語を作りたい’と仰っていたのでこれでよかったのか。
と思いながら来場者特典で貰った設定集を見てみると
お2人が並んでる!!!
こんな粋なことしてくれるとは、ありがとうございます。
そして上映後、観客の皆さんで有本さんへの拍手をして今回の舞台挨拶付き上映は終了しました。
最後に
来月は最後の3作目ですね、復讐を終えた狡噛慎也が復讐を望む少女と出会うそうです。
彼が何を思い、今後どう生きてくのかが気になります。
また、2作目から新キャラが出たのですがどうやら次の3作目にも出てるっぽいのでこちらも注目です。
この記事で興味を持ったなら是非観てください!!